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■ ツレヅレな日記 ■

            ・ 3/5

・ブログ風なものを始めてみる。

・これで俺もIT時代に対応なのぜよー。

・つーわけで。この日記と掲示板の方は、そのうち閉める予定。

・閉めるといえば、アメコミJAPANさんが、閉じますねぇ。

・古参サイトがまたひとつ、星に。

・つかまぁ、ウチもよく、続けてるよなぁ。

・1999年11月から始めてますんで、実に6年強ですか。ウチは。

・まあ、日記しか更新してねぇダメサイトですが。最後に更新したのが、講座のジョー・チルの回で、2004年3月ですってよ。

・でー、ウッカリ、最初期の頃の日記を読み返して、死にたくなりました。

・芸風は今とおんなじですが、無駄にトゲトゲしてる文体&「みんなオレを見て〜」なダメ顕示欲がネットリしてて。ダメだ、この男。

・しかしまぁ、この6年間を振り返って、一番驚いたのは、キース・ギフェンがアイスナー賞を取って、いまや大作家さまになってることですか。

・6年前は、「誰も理解しなくとも、オレだけはギフェンを愛し続けるねん」的に、『VEXT』を買ってたっけなぁ。無論、「どうせ6ヶ月で終わるんだろうなぁ」と思いつつ。掲示板のアドレス「hellovext」も、『VEXT』由来だったねぇ。

・あと6年前は、グリーンランタン(5)こと、カイル君の全盛期でねぇ。「じきに忘れ去られる記号」として「Sector2814」をメールアドレスとして取ったんですが、まさかハル・ジョーダンが復活するとはね。

・ジジイの繰り言になってきたんで、この辺で。
  
  

2/3:

●最近の読書:

「日本型ヒーローが世界を救う!」が届いたよ。

・とても面白くて、5分読んで、放り投げました。

・こう、本文中で、「アメリカのコミックスというものは、こういうものだ」的に説明する箇所が、あるじゃないですか。

・その説明のコトゴトクが、小野耕世先生や、その他の日本人が書いた著作物からの引用で、苦笑いが止まりません。

・翻訳されたマンガ論の本、ってのが、この本の精一杯の一次資料のようです。ご苦労様です。

・っつーか、『アメリカン・コミックス大全』と、『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』からも引用しているのにアゴを外しました。

・いや、この2冊って、昨年11月に出た本ですぜ? ってことは、この、400ページ近い大冊を、2ヶ月程度で書いてるですよ? スゲぇ! 

・でー、ね。引用した本以外には、どの辺の資料を読んで原稿書いたのかなぁ、とか思って巻末をめくると、著者の好きなマンガなどの各ジャンルベスト5だのが載ってるだけなのも、実にスゴイですね。

・その中の、「ストーリーマンガ家・ベスト5」の2番目に雑君保プを挙げてる所に際限ない尊敬を抱きました。<言っとくけどギャグマンガ家ベスト5じゃないよ、ストーリーマンガ家ベスト5、だよ。

・面倒くさいので、この筆者のアメリカン・コミックスに対する理解の程がわかる箇所を引用します。

※斜線・水色の箇所が引用部分。前掲著・P15−16より。

 けっきょくのところ、アメコミって、全部スーパーマンがお色直しをしただけじゃないだろうか。
 バットマンは未成年のおホモだち、ロビン少年のプライバシーを守るために、正義の味方のくせをして黒覆面で正体を隠さなければならなくなったスーパーマンだし、……
 スパイダーマンは体中がぐにゃぐにゃになるのが恥ずかしくて全身タイツを漬けたスーパーマンだし、……
 サムライジャックは浴衣を着て日本刀を振り回すスーパーマンだし、……
 ワンダーウーマンにいたっては、女装趣味が嵩じてブラとホットパンツだけでその辺をうろつくようになったスーパーマンに過ぎない。
 そして、比較的早い時代の、まだアメリカ自体が牧歌的なところを残していた時代に新聞連載が始まったスーパーマンだけは、ロイス・レーンというクラーク・ケントの同僚の小生意気な女性記者がサイドキックの役割を演じている。だが、その後出てきたヒーローものでは、女性の地位は完全に役立たずの添え物としか表現のしようがないヒロインに限定されている。
 この階層序列のはっきりしたパターンがいかにしぶとく生き延びているかは、連載開始の時期が比較的遅くて、アメリカン・コミックスの世界ではニューウェーブと言ってもよい『スクービー・ドゥー』のようなシリーズを見ても明瞭に読み取れる。

・っつーか、引用部分で、『X−メン』が挙げられてないのは、1)チームものを「XXXXなスーパーマン」と片付けることができない 2)その後、『ドラゴンボール』や『セーラームーン』のように、仲間内の反目などを抱えた集団の素晴らしさを語ってるので、ワザと無視した 3)単に知らない のどれですかね。

・なんかね、この本によると、コミックス・コードが制定されたの、朝鮮戦争のせいらしいよ? 朝鮮戦争が「正しい戦争」だと大衆に強弁したくて、勧善懲悪を徹底させるコミックス・コードが制定されたんだって。画期的な意見ですね。

・とりあえず誰か、「と学会」のメンバーに、この本のことをチクッてください。俺的には、既に2006年度最強の「バカ本」に決定です。

  
  

2/1:

・いまさらながら、『インフィナイト・クライシス』#3の1ページ目で、下半身&左腕を千切られて絶命した元ヤング・オールスターズのネプチューン・パーキンスさんに追悼の意を。

・ちなみに出番は2コマ(1コマ目:絶命、2コマ目:遺体)。

・ちょいと前の『ヤング・ジャスティス』で、上院議員として再登場して、「おお、出世したのぅ」とか思ってたらねぇ……。

・そろそろ、オレんちに1月分の注文分が届く頃ですが、#4ではどんなマイナーキャラが死ぬですか。

  

●最近買った本:

「日本型ヒーローが世界を救う!」

・第1章の章題を見ただけで、猛烈な購買意欲が沸いてきて。即、Amazonに注文。

・ジャケ買いならぬ、章題買いというやつですか。

  
  

●最近のブーム:

・ロビンブーム到来。

・どのロビンかといえば、「プレ・クライシス」のジェイソン・トッドなのが俺さんの微妙な所ですね。

・でー、ジェイソン初登場のエピソード(『デテクティブ』#527前後)を買い揃えつつ、蔵書のバットマン箱をひっくり返して、プレ・クライシスなジェイソンのエピソードを漁ってみたら、軽くプレミアのついてる「ジェイソンがディックのコスチュームを借りてジョーカーを倒す回」とか、「ジェイソンが正式にロビンとしてデビューした回」あたりを、既に持ってることが判明。偉いぞ、過去の俺。

・っつーか、この辺のバットマン系のバックナンバーね。オイラ、まんだらけとか中野書店とか、複数の店で、それも異なる時期に購入してたのですが。

・いざ手元で並べてみたら、割とダブらず、通しで揃ってたりしてまして。

・もしかして、全て元々は同一人物のコレクションだったりして、とか。

・で、その人の蔵書が何らかの事情で複数の店に流れたのを、俺が回収してたりして、とか。

・うわ、ローマンチックー(阿呆面であらぬ方向を見つめながら)。

・ま、本当の所は、どっかの洋書屋だかの在庫を買い叩いたモンを、複数の店に卸してる、とかいう感じでしょうが。

・などと書いてる一方で、先日も中野書店に行ったら、やっぱりこの時期のバットマン系が追加で入荷してて。また3冊バカシ購入しましたが。

・こうなりゃ、プレ・クライシス期のジェイソンの登場誌を全部集めてみようなぁ、とか。

  
  

●今日読んだ資料:

▼タイタンズ・コンパニオン:

・『アルター・エゴ』、『バックイシュー!』などのコミックギーク御用達雑誌を出してるトゥーモロー・パブリッシングの最新単行本。題名通り、ティーン・タイタンズ大特集な本。

・こう、同社が先年夏に出した『ジャスティスリーグ・コンパニオン』の方は、クリエイター・インタビューに加え、ジャスティスリーグFAQ、メンバーシップ紹介、ギャラリー、コミックのインデックス、TV版、マーチャンダイジングみてぇな記事が挿入された、バラエティに富んだ構成でしたが。

・こっちの『タイタンズ・コンパニオン』ときたら、ひたっすら各シリーズのアーティスト、ライター、編集者らへのインタビュー(一部は過去の発言・インタビューを構成した記事)で構成、っつー硬派な本で。

・メンバーシップなんかは冒頭の見開き2ページで30数名を一気に紹介、年代ごとの各タイトルの創刊/休刊なんかの推移は、各章の扉で簡単に語る程度、残りは全てインタビューに費やしてやがる、と書けばその漢っぷりは理解いただけますでしょうか。

・その上、本作ってる奴らは「俺たちは、ウルフマン&ペレズの『ニュー・ティーン・タイタンズ』が何より大好きなんじゃぁッ!」っつー感じなスピリッツを通底させてて、これがまた漢。

・なにせ、インタビューしてる面子は、ウルフマンが『タイタンズ』系タイトルのライターを降りた1995年までに、『タイタンズ』系タイトルに関わった奴らに限られてますから。

・ダン・ジャーゲンス、ディヴィン・グレイソンあたりの、いわば「ポスト・ウルフマン」期のタイタンズ作家陣は、言及すらされてません。硬派、っつーより偏屈かもしれませんね(現在、『ティーン・タイタンズ』のライターをしているジェフ・ジョーンズはチャッカリ巻頭言を書いてたりしますが)。

・とりあえず、1990年頃から『タイタンズ』系タイトルの担当編集者に就任したジョナサン・ピーターソンのインタビューあたりから読み出してますが、とてもオモチロイです。

  
・オモチロかった話題を適当に箇条書き:

・ピーターソンは、リー&カービィのマーヴル・コミックスを読んで育った世代で、「タイタンズはDCの『X−メン』だ」の信念の元、タイタンズをX−メン流に再生しようと試みる。でも、ライターのマーヴ・ウルフマンは「タイタンズはDCの『ファンタスティック・フォー』」だと思っていたとか。

・ピーターソンは、『デスストローク』と『チーム・タイタンズ』の2誌を立ち上げてるが、ブッチャケ、こいつらはタイタンズ版の『ウルヴァリン』(もしくは『パニッシャー』)であり、タイタンズ版『ニュー・ミュータンツ』であった。

・ピーターソンの初期の構想では、『ナイトウィング』ミニシリーズをリリースする予定があった。実際に、各作家に粉をかけたりもしていたが、これは実現せず(その後、ナイトウィングはバットマン編集部にもって行かれ、ミニシリーズはそちらで実現)。

・ピーターソン的には、ミニシリーズの最終話でナイトウィングがスターファイアに求婚、翌月の『ニュー・タイタンズ』第100号で結婚式、ゆくゆくは子供も、とか考えていたそうで(オレ個人はバブ派なので、実現しなくてよかったなぁ、とか思ってみたり)。

・末期の「スピーディ→アーセナル」の改名は「商標登録の関係」という都合が先にあったとか。詳しくは書いてないけど、多分、アーセナルって名前の商標を取得したから、この名前のキャラを出すよう、上層部からのお達しが下ったんじゃねぇかと。ちなみにウルフマンは「スピーディは2線級のキャラ」とか明言してるし、まあ、特に思い入れもなく改名させたんでしょうな。

・ピーターソンは在任中、ロブ・ライフェルドをアーティストに、「政府エージェントになったスピーディ率いる新タイタンズ・ウェスト」ミニシリーズの計画を進めていた。このシリーズの諸設定が、どうやらその後『ヤングブラッド』に発展した模様。<オレは今回初めて知ったけど、割と有名な話みたいね、コレ。

  
  

12/31:

●最近の日常:
・気鋭のアーティストKarl Kerschlを、ベテラン作家のKarl Keselと間違え続ける日々。

・ジョン・バーンとジョン・バーンズを間違えるネタ、って、昔書いたっけ。<むしろ一生書かない方が良かったです。

  
  
・東映版『スパイダーマン』のDVD−BOXを購入しました。

・特典の『スパイダーマン大検証』で、ムーンナイト、3Dマンのデザイン画と、シルバーサーファーのイメージイラストが見られただけで大枚ハタいた価値がありますね。

・とりあえず、第7話「恐ろしきヒット曲! 歌って踊る殺人ロック」だけ見て放りだしてますが。

  
  

●整理な日々:

・この日記と掲示板をとりあえず閉じて、両方の機能を備えちょる、ブログに切り替えようか、と思ってみる。

・いっそこのホームページ自体閉じたらどうだ、とも思った。

  
  
・こう、更新してねぇ間に、何となく方々のアメコミサイトを巡ってたですが。

・おいらはこう、ニューズラマみてぇなニュースサイトは、滅多に見に行かない人だったりするんですが。割とDC方面に関して言えば、日本のサイトを巡ってるだけで「あそこのニュースサイトで最新情報が出たよ〜」的な情報を得られるので楽でいいなぁ、と思った。

  
  
・あと、「このキャラクターについて良く知らないんだけど」とかいう前置きで、「でもこのキャラクターのXXXってヘンチクリンだよねぇ。恥ずかしいなぁ」的な突っ込みを入れてる文章で「面白いでしょ?」ヅラをしてるブログとかは、非常にヤダなぁ、と思った。

・無知を立脚点に、他者を笑いものにするって、なぁ。

・ま、アメコミに限ったことでもないですが。

・こー、ね。「他者に見られること」を変に意識してるが故に、「どっかで面白い所を盛り込まなくちゃ」「面白い突っ込みをしなきゃ」的な、無駄な使命感を背負っちゃってる人はね、どうか、と。日に何千、何万人もが来訪したり、お金もらってたり、公共の利益のために、とかなら、なにか背負い込むのも理解できるけど。自己満足にしか帰結しねぇ使命感ほど、厄介なものはねぇなぁ、と。

  
  
●「読んでない本」が減らねぇ、な日々:

・この俺さんってば、年間で数百冊(具体的な数字は聞くな)のコミックを買っている訳ですが。

・数百冊、と言う単位であるならば、1日2冊も読めば、買った分は読み終えるだろうし、それこそ1日3冊以上読んじまえば、過去に買った「読んでない本」すらも消化できるはずだ。

・はずであるのに、だ。(以下、自己批判が延々と続くので省略)

DCの3月の新刊なぞを眺める日々。

・個人的に最もアゴを外したのが、ワイルドストームの『レッド・ソニア/クロー・ジ・アンコンカラード:デビルズ・ハンズ<Red Sonja /Claw the Unconquered: Devil's Hands>』ミニシリーズですか。

・現在、『レッド・ソニア』のコミックを出してるダイナマイト・エンターテインメント<Dynamite Entertainment>と、DC/ワイルドストームのカンパニー・クロスオーバーなわけですが。何故にここで、DCのファンタジー系のキャラクターでも、マイナー中のマイナーなクローなのか。

※クロー・ジ・アンコンカラード:DCが1975年に送り出したファンタジー・コミック『クロー・ジ・アンコンカラード』の主人公(そのまんまですね)。悪魔が憑依した右手を持つ剣士ヴァルカンが、中世ファンタジー風な世界でチャンバラする話。わずか12号で打ち切られた(正確には9号で打ち切り、2年後になぜか連載再開、3号後にやっぱり打ち切り)。

※20年後の1994年に、新タイトル『プライマル・フォース』のメンバーとして、クローの子孫が登場するが、こちらのタイトルも15号でアッサリ打ち切られた。マイナーの子はマイナー。

  
  
・正調DCユニバースの方は、こう、『インフィナイト・クライシス』もまとめに入ってる時期でやんすから、表紙とか、あらすじ見ただけでネタバレになる箇所がありますね。

・個人的にゃ、グリーンアローの新展開が気になるなぁ、と。デニス・オニールの『グリーンランタン』にレギュラーで出演してた頃から、オリバーの正義の目指す先として「そっち方面」は常に示唆されていながら、まぁ、「そっち方面」ではオリバーは常に敗北者だったりしましたが。今回遂に「そっち方面」の力を握るのですかね。

・っつーか、オリバーのコスチュームが、マイク・グレル版(※『クライシス・オン・インフィナイト・アーシズ』後、グリーンアローの諸設定を改訂した『グリーンアロー:ロングボウ・ハンターズ』で初出)なのが気になるですが。一種のリフレイン、っつーか『クライシス』後であることを強調するために、このコスチュームだったりするですか。

  
  
・『スーパーマン』(vol. 2)誌が2月発売の#226で休刊して、『アドベンチャーズ・オブ・スーパーマン』誌が、#650から『スーパーマン』に改名するようで。

・まあ、『アドベンチャーズ・オブ・スーパーマン』 誌ってば、元々、1939年創刊の『スーパーマン』(vol. 1)誌が、1986年の『クライシス・オン・インフィナイト・アーシズ』での仕切り直しに伴い、改名した雑誌(※同時期にジョン・バーン作/画の『スーパーマン』(vol. 2)誌が創刊)なので、元に戻っただけだったりするわけですが。

・これもまたひとつの『クライシス・オン・インフィナイト・アーシズ』のリフレインな感じですかね。

・だからといって、『クライシス』毎に『ワンダーウーマン』を休刊させるのも、どうよ。

  
  
・『ホークマン』が遂に50号……って、タイトルが『ホークガール』になってますが……。っつーか、新クリエイターチームがサイモンソンとチェイキンってどんなマスターリーグぶりやねん(サイモンソンは『エルリック』の3号以降はどうした)。

・『JSA』のカバーアートのコートニーさんが、旧コスチュームなのですが。推定15億人の読者の涙に応えて元に戻りましたか(ま、どうせ、描き直されちまうんでしょうが)。

・3月は、『JLA』が出ないようですが、2月の#125で休刊っつーことでしょか? どうせ、何らかのイベントを経て、チーム再結成すんでしょうが(<スレた物言いをするなぁ)、再結成後のシリーズは、番号継続で再開でしょうか、それとも新シリーズになるのでしょうか。

  
  
・でー、3月の『SHOWCASE PRESENTS』は『スーパーマン・ファミリー』と『ティーン・タイタンズ』。滅多に単行本になんないあたりと、メジャーどころ、っつー2本立てですな。

・スーパーマン・ファミリーの方は、『スーパーマンズ・パル:ジミー・オルセン<Superman's Pal, Jimmy Olsen>』誌の1〜22号と、初のロイス・レーンの単独コミックである所の『ショーケース』#9を収録。

・ちなみにこの『スーパーマンズ・パル:ジミー・オルセン』は、1954年夏創刊。1953年2月に放送開始されたTVドラマ『アドベンチャーズ・オブ・スーパーマン』の好評を受けて創刊されたスーパーマンの姉妹紙ですわ。

・初期は作:オットー・バインダー、画:カート・スワンの体制で、30号くらいまで描かれてました。今回はさすがに、22号までしか収録されてませんが。

・でー、ライターのオットー・バインダーさんは、元々は1940年代から1950年代初頭にかけ、フォーセット・コミックで『キャプテン・マーヴェル』のスクリプトの6割以上を書いていた作家さん。1950年代にフォーセットがコミック事業から手を引いた後にDCに移り、『スーパーマン』系のコミックをメインに書いてました。

・スーパーガール、クリプト、ブレイニアック、リージョン・オブ・スーパーヒーローズの創造者であり、1950年代以降の『スーパーマン』の、「おおらかなSF」な世界観を形作った人ですな。

・要は、スーパーマンとキャプテン・マーヴェルの育ての親ですが、穿った見方をすると、キャプテン・マーヴェルの育ての親を連れてきて、同様の方法論でスーパーマンを育てさせてねぇか、DCは? とか言う気がしないでもないですが(っつーか、少年記者が事件を独自に調査、危うい所でスーパーヒーローが現れ援助、事件を解決、っつー『ジミー・オルセン』の話形は、『キャプテン・マーヴェル』のまんまじゃねーか、とか)。

  
  
・同時収録のロイス・レーンさんのコミックが掲載されてた『ショーケース』誌ってのは、その名の通り、新作コミックの「ショーケース」な雑誌でして。

・1作品につき2〜3号、コミックを掲載して読者の反応を見、良好な場合、独立誌を創刊する、っつー流れな雑誌でして。シルバーエイジの嚆矢となった「フラッシュ」(バリー・アレン)も、初出はこの『ショーケース』の第4号で、その後、独立誌を獲得、という流れを踏んでますな。

・ロイス・レーンさんの方も、今回収録される第9号と、続く第10号でのトライアルを経て、独立誌を獲得しております(第10号の方は、今回の単行本に収録されてないのは何故やねん)。

・っつーか、実は『ショーケース』に掲載されたトライアウト・コミックの中で、一番最初に独立誌を獲得したのは、このロイス・レーンさんだったりしますが(1957年中頃トライアウト掲載→1958年初頭独立誌創刊)。

・ちなみに、『ショーケース』誌初のトライアウト作品であると同時に、『ショーケース』誌上もっとも有名な作品である所の、フラッシュは、実は、この時期の『ショーケース』のトライアウト作品中、独立誌を獲得するまで、もっとも時間がかかった作品だったりしますが(『ショーケース』#4[1956/9-10]で初出、#13-14[1958/3-4, 1958/5-6]で再度トライアウト、1959年に『フラッシュ』独立誌創刊[1959/2-3]と、実に2年半)。

・何か長くなったんで、『ティーン・タイタンズ』のウンチクはいいや。有名だし。

・元々ワンダーガールは、スーパーボーイみてぇに、ワンダーウーマンの子供の頃の姿だったんだけど、ライターのボブ・ハーネィ<Bob Haney>は、そのことを知らずに、「ティーン・タイタンズ」のメンバーとしてワンダーガールを登場させた、とか、言われなくても知ってるでしょ、ほら。

  
  

12/11:

●どうでも良い発見:
・ネットの海を放浪してたら、
柳生新陰流(正式名称は新陰流兵法でそうですが)公式ページ、なんてぇモンを発見。

・神道無念流とか北辰一刀流の公式サイトとかもあると良いなぁ(「あると良いなぁ」の妄想にひたるのが楽しいので、検索なぞはしない)。

  
  
●同人誌の話:

・冬のコミックマーケットは、落選したんで、一般参加の予定。もしくは、田舎へ帰る。

  
  
●アイデンティティ・クライシスな話:

・会社の同僚がロヒキアさんの知り合いだったこと判明。

・「コミケじゃ、ロヒキアさんの卓で『ゴヂラ』の同人誌の売り子もしてたですよ、ガハハ」とか、聞かれてもないことを語る彼に対し、とりあえず「オレもその近所で同人誌を売ってた」とか言う事実は、とりあえず伏せてみる。

  
  

●例によって久々な日々:

・などと、平然とした顔で2ヶ月ぶりに更新してますが。

・更新しなかった原因その0・忙しかった。:仕事があると言うことは素晴らしいことですね。

・更新しなかった原因その1・オンラインゲームなぞを始めた:某ECO。仕事の一環とか言いつつ、仕事以上の熱意で。気付けばレンジャー40/38、ウァテス31/31。3人目も作る気満々。

・更新しなかった原因その2・PSPを買った:っつーか、正確には北米版『グランドセフト・オート:リバティシティ・ストーリーズ』を買ったので、このソフトを動かせるハードであるところのPSPをシブシブ買った。世の人々が『どうぶつの森』とかでハートフルな日常を過ごしてるのに背を向けて、ギャングとドンパチングな日々。3人以上のマルチプレイ楽しすぎ。オムツ履いたデブとババアとホッケーマスクの怪人が、マシンガンを手に公園を阿鼻叫喚の地獄絵図に染める有様が、手軽にお手持ちのゲーム機で再現できるのは、21世紀の技術の素晴らしさですね。エアカーとか、スパンデックスの未来服とかメイドロボとか要らないので、人類はもっとこの手のゲームの進化に努めて頂きたい。

・更新しなかった原因その3・ナマけてた:こー、ヨソさまのサイトが日々精力的に更新してるのを見てっと、「あぁ、俺さんの言いたいことを言ってくれる方がいるんだから、俺ぁ更新しなくてもいいや」、とか思ったりして。<駄目人間め。

・まぁその、休んでる間も、日記的なメモを色々と愛用のシグマリオンに打ち込んでるですが、旬を過ぎたネタばっかでね。今更先々月の『マンハンター』の展開にはガッカリだ、とかいう話をされてもアレですね。いや、しますが。

・今回の日記は、いつにも増して無軌道だぜ。

  
  
●っつーことで、『マンハンター』への愚痴:

・ま、その、『マンハンター』の作者は、過去のマンハンターのコンティニュティを(踏まえなくても良いモンまで)踏まえてるのは良いけど、そこからの発展・統合のさせ方がオレと(もしくは、「マンハンター」というキャラクター群を愛してる大半の人間と)肌が合わない、っつー点に愚痴はつきるのですが。

・この、「マンハンター」っつー、存在ってば、ね。カービィ&サイモンによる初代(※DCのコスチューム・ヒーローとしては)マンハンターに始まり、後世、カービィ自らリメイクしたマンハンター(※akaマーク・ショウ)、それをエングルハートがスペースオペラとして拡大したマンハンターズに、サイモンソンのニンジャ・アクションなマンハンター、ロイ・トーマスによってDCユニバースに組み込まれたクオリティ・コミックス版マンハンターに(※現行ではこの人が初代)、それら既出のマンハンター全てを無理矢理に統合・拡大した『ミレニアム』版の設定に、その世界観を受けつつ、自身の作品世界と連結させたオストランダー(&キム・ヤール)版マンハンター、これまでのマンハンターとは無関係ながらもシリーズ最終回でオストランダー版に合流したゼロ・アワー版マンハンター、サイモンソンへのリスペクトで誕生したカート・ビュシーク版マンハンター……と、まあ、これまでの60年間以上もの歴史において、色んなクリエイターが、その都度、奔放に設定を追加していって、無闇に壮大なサーガとなっているソレが「マンハンター世界」に他ならぬわけですが。

・ソレを、ですよ、「こっから、ここまでの設定はウソです」とかいう、「みんなの作ってきた世界」を、個人の作家の裁量で、ブチ壊すのはどうか、と。しかもブチ壊してるのが、現行の「マンハンター・サーガ」の中核をなしてる、3代目マンハンターことマーク・ショウさんと、その背景であるマンハンターズ、ってのが、ねぇ。その上、初代、ビュシーク版、ゼロ・アワー版と、他の残存マンハンターをブチ殺してるし。

・や、ぶち壊すのは、まぁいいですよ。でも、そのブチ壊し方に「敬意」が感じられなくて、サーガが拡大してかない方向にブチ壊されたのが、嫌やねん。

・こう、カービィ版「サンドマン」の世界をブチ壊したロイ・トーマスだって、自作の『インファニティ・インク』でサンドマンを代替わりさせて、サンドマン・サーガをつないでいったじゃないですか(その後、ニール・ゲイマンに更にブチ壊されたことは、この際、忘れてください)。破壊した後に、拡大する、っつー、この呼吸があってこそのコンティニュティというものではないか、と。

・こらね、大げさに言えば、文化の破壊ですよ。

・ガッカリだ、本当に。

・関係ないけど、ゲスト出演のキャメロン・チェイスの「他のメタヒューマンの能力を、無意識に無効化する力を持つ」って設定をきちんと踏まえてたことには、感心した(すいません、俺は忘れてました)。でも、チェイス本人がその能力を自覚してるのは違うんじゃねぇか、と思った。

  
  
●その他、最近読んだコミック:

▼アウトサイダーズ#27−28:

・「旧アウトサイダーズ再結集!」とかいう感じのカバーでありながら、バットマンの出番あれだけか。ストーリーがまた、『ザンボット3』の最終回の後、“生き延びてしまった”人間爆弾のその後、みてぇなソレで、徹頭徹尾陰鬱。もちろんオチも救い無くてションボリ。
  

▼ウォー・クライム:

・『バットマン』&『デテクティブ』誌上で展開された「ウォー・ゲームズ」後日談。こちらも暗くてウンザリです。せめて「犯人」に殺意がなかったなら、救いはあったのですが。どーでもいいけど、スポイラー&クルーマスター親子っつー、チャック・ディクソンが大成させたキャラクターの節目となる話なのに、ディクソンの弟子で現行の『バットマン』のライターである、スコット・ビーティに書かせないのはどうか、とか思った(※『ゴッサム・ナイツ』のライター時代のビーティが、ディクソン師匠の生み出した、ベイン&キング・スネークの節目となる話を書いてたことだし)。
  

▼JSAクラシファイド#4:

・これまでの3号で、さんざ「これが真のオリジンなり〜と見せかけてウソ」を繰り返されてきたおかげで、「どうせ、もう一回ひっくり返しがあるんじゃねぇの?」とか懐疑的になって、素直にオチに乗れなかった、という、微妙な読後感が。ある意味ノーガードな「あのオチ」は、モノ凄ぇ画期的だと思った。世界観がひっくり返ろうとしてる、この時期にしか使えねぇ荒技だけど。
  

▼ヴィランズ・ユナイテッド#1−6:

・「世界観がひっくり返ろうとしてる、この時期にしか使えねぇ荒技」その2。#6の表紙を見て「あぁ、この人が黒幕でしたオチで強引にシメるんだろなぁ」と思ったら、「あのオチ」がガツンときて、感銘を受ける。個人的には前哨戦ミニシリーズの中で一番面白かった。フィドラーがあっさり死亡したのには涙。
  

▼オマック・プロジェクト#1−6:

・デモリッション・チームが1コマで全滅してたのに涙。クリーチャー・コマンドーズが登場してアゴを外す(※)。ファイアが昔スパイだった、とかいう、誰もが忘れ去った設定を掘り起こされてて感心した(まぁ、何らストーリーに寄与してねぇですが)。ストーリーはなんか、#4でテンションがピークに達してて、あとだる〜んとしてたのがいまいち。クライマックス、きっちりと伏線が繋がって、きっちりスペクタクル溢れる画で描き切ってれば、まだゴマカされたのですが。どっちも弱いなぁ。あとこう、物語はサーシャの視点から進んでく風だったのが、クライマックスの#4でサーシャがテンデ蚊帳の外に置かれてる、っつーのは、構成上どうよ、と。結局、ラロッカがサーシャとバットマンの傷を舐めあいを書きたかっただけじゃねぇのか、と。

※ここで言ってるクリーチャー・コマンドーズは、J.M.デマティス作の、第2次世界大戦を舞台にしたオリジナルの方でなく、ティモシー・トゥルーマン作のミニシリーズ『クリーチャー・コマンドーズ』に登場する、同名の別チーム。合衆国の秘密部門プロジェクトMが人体実験で産み出した超人兵士部隊。その性質上、『オマック』6話みてぇに、ヒーローたちと肩並べる、なんて活動はしないと思う(というか、あのミニシリーズ、舞台は「近未来」で、現行のDCユニバースとは微妙にパラレルだった気が……)。
  

▼デイ・オブ・ヴェンジャンス#1−6:

・4話までは、面白かったかなぁ、とか言ってみる。とりあえず、6話ラスト、最終決戦を主人公達がボーゼンと眺めてるだけってのは、微妙に読んでてテンション落ちるよなぁ、と。どうせこのラストが決まってたのなら、主人公達はスペクターと直接対決させずに、「スペクターと手を組んだら最悪の事態になる存在」みてぇなのと戦わせてりゃ、良かったんじゃねぇか、とか思った。まあ個人的には、ラグマン、ナイトマスターみてぇなマイナーキャラが活躍してくれたことと、オストランダーの『スーサイド・スカッド』の設定が言及されてただけで満足です。
  

▼ラーン・サナガー・ウォー#1−6:

・アダム・ストレンジ、ホークマン&ホークガール、グリーンランタン・コーズ、ヴリル・ドックス、キャプテン・コメット、ホークウーマンと、無闇に登場するキャラクターが、誰一人として「死にキャラ」になってないのがスバラシー。他のミニシリーズが、世界規模の危機の中で、右往左往する個人のドラマに焦点があってたのに対して、こっちは、きちんと群像劇になってたのが、良いですね。ギボンズに拍手。しかも、クライマックスが、きちんと「アダム・ストレンジ」伝統の「強大な敵を知恵と科学で打ち倒す」っていう構図を守ってたのが。『オマック』と違い、こっちは絵的にも派手に仕上がってましたし(<そうやって、『オマック』を貶めるの禁止)。
  

▼インフィナイト・クライシス#1−2:

・#1は、ジェフ・ジョーンズの暗黒面全開ですな、しかし。正直、読むのつれぇ。

・なんつーか、何となく指のサカムケを引っ張ったら、あり得ない所まで皮がメクレてってるけど、それでもとりあえずまだ引っ張り続けてる感じ、とでも言いましょうか、自分でも何を言ってるのか分かりませんが。

・とりあえず、#1で全滅したフリーダム・ファイターズの各メンバーの生死が、#2できちんと言及されてる、っつーのがフォローが行き届いてますね。トドメを刺した、ともいえますが。

・アンチ・モニターみてぇな「明確な悪の親玉」や、その尖兵なんかが、まだ登場してねぇですが、もしかして、今回はそういう「わかりやすい悪人」は登場しなかったりするのでしょうか。『JLA/アヴェンジャーズ』のラストのアレが、新生DCユニバースになる、とかいうオチは勘弁してください。まぁ、ジョーンズだから、大丈夫か。

  
  
●ダン・ディディオの話:

・こう、ギフェン&デマティスの『ジャスティスリーグ』で活躍していたキャラを次々にブチ殺す政策を採る一方で、キース・ギフェン本人には、『インフィナイト・クライシス』後のDCユニバースのディレクションに関わらせたり、新『ブルービートル』のライターに据えたりするダン・ディディオは、あれだ、今流行りの言葉で言う所の「ツンデレ」か。

・……(<使い慣れない言葉を口にしたので凄くオモハユくなってる)。

・あるいは、ギフェンは好きだがディマティスは嫌い、というアンビバレンツな性根だった、という説は駄目ですか。駄目ですね。

  
  
●しつこくテッドさん生存の可能性を主張する話:

・とても微妙なデザインの新ブルービートルが登場することが確定だからといって、テッドさんが死んだことは確定されない訳で(<諦めろ)。

・いや、グラント・モリソンがライティングしてた某ヒーロー・コミック(ヒント:『ドゥーム・パトロール』じゃない方)で、奥さんと子供2人が惨殺されたけど、「色々あって」、復活したじゃないですか。あのテクを応用すれば、スー・ディアボン・ディブニーさんも、テッドさんも平然と生きてることにできるなぁ、と、思った。

・あと、シリーズを途中でヴァーティゴ・レーベルに組み込むことで、展開をパラレルにして、無茶苦茶になった設定を「無かったこと」にする裏技はどうか。

・例えば、愛人こさえて奥さんと離婚したあげく、娘を御輿に担いで新興宗教開いて、悟りを開いたりしたヴァーティゴ版『アニマルマン』の展開って、現行のDCユニバースじゃ、「なかったこと」にされてるじゃないですか(あと、ヴァーティゴ版の『スワンプシング』に登場して「過去の大冒険は当人の妄想が具現化したモノ」とかいうことにされたナイトマスターの設定なんかも)。

・これを応用して、『インフィナイト・クライシス』の任意の1話だけ、ヴァーティゴ・レーベルのロゴをコッソリ付けて、テッドさんのこととか色々をウヤムヤにする、というのはどうか(<どうか、じゃねぇ)。

  
  
●『ショウケース・プレゼンツ』な話:

・書き留めてて賞味期限の切れたネタではありますが。

・「SHOWCASE PRESENTS」は、1月にグリーンアロー、2月にハウス・オブ・ミステリーと、まずアーカイヴスにはならない辺りを単行本化してきまして。いよいよこのレーベルの真価を発揮しちょりますな。

・1月のグリーンアローさんの方は、俗に、シルバーエイジ版グリーンアローの始まりとされる、Adventure Comics #250以降の作品を収録で。

・……っつーか、シルバーエイジ開幕当時のグリーンアローのレギュラー連載ってのは、ですな。Adventure Comicsでの連載が#250-269まで、その後World's Finest Comicsに移籍して、こっちでの連載が#95-134、136、138と来て、#140で終了。以降は特定の連載を持てず、Justice League of Americaでのみ露出するようになる、といった具合なのですが。

・ブッチャケ、今回の「SHOWCASE PRESENTS」では、上記のAdventureと、World's Finestの連載分が全部収録されてやがります、すげぇ! DCの担当編集者に惜しみない拍手を送りたく思います。

・加えて、グリーンアローがジャスティスリーグに加入するJustice League of America #4に、グリーンアローのコミックが初めて丸々1冊通しで掲載されたthe Brave and the Bold #50、今回が初めてのリプリントとなる(多分)the Brave and the Bold #71(※バットマンとの共演)それに、the Brave and the Bold #85(ジャイブで邦訳もされた有名なアレ)と、スキのない構成。良い仕事だ。ブラヴォー。

・ちなみに、Adventure #250-#256、World's Finest #96-#99は、ジャック・カービィが担当してるんで、カービィマニヤさんにもお勧めですな。

・次いで2月の「ハウス・オブ・ミステリー」は、収録作品がHouse of Mystery #174-194と、552ページ丸々怪奇読み切り短編、っつー実に潔い構成。
・ちなみに、コミック史的に言いますと、この#174(カバーデート・1968/5-6)っつーのは、『ハウス・オブ・ミステリー』の担当編集者が、それまでのGeorge Kashdanから、元ECコミックスのアーティスト、Joe Orlandoに交代した号でして。

・元々の『ハウス・オブ・ミステリー』は、怪奇物の読み切りアンソロジーコミック誌として出発したものの、当時DCが怪奇物に深入りしたくなかったこともあり、「超常現象と見せて、人為的だったり偶然だったり」とかいうネタが主流の、「それは怪奇と言っていいのか」な、本だったりしましたが。

・でー、しばらくの後にはSFもののアンソロジー誌に転向し、あげくに怪奇・SFよりもヒーローものコミックの人気が高くなってくと、「マーシャン・マンハンター」、「ダイヤルH・フォー・ヒーロー」の、ヒーローもの2作品を連載する雑誌になってたり(<これは、1冊の雑誌にアイアンマン、キャプテン・アメリカのコミックが併録されてたマーヴルの『テールズ・オブ・サスペンス』のコンセプトのパクリでしょうな)と、腰の座ってない雑誌だったりしましたが。

・んが、元ECで、怪奇コミック畑の人間だったオーランドが編集者に就任後は、まんまEC調の雰囲気を色濃くたたえた「正統派」怪奇&ミステリ系アンソロジー誌へと、路線変更をいたしまして。

・以降、1983年に休刊するまで、怪奇アンソロジー誌としてのコンセプトを貫いていきますわ(まあ、最末期には、「やっぱり読み切りだけじゃ駄目かしら」的に、J.M.デマティスの傑作吸血鬼ロマン「アイ……ヴァンパイア!」が連載されたりもしましたが)。

・でー、オーランド期の『ハウス・オブ・ミステリー』ですが、アーティスト出身のオーランドの人脈でしょうか、オーランド自身を筆頭に、ウォーリー・ウッド、バーニ・ライトソン、アレックス・トス、トム・サットン、ニール・アダムス、ドン・ヘック等々、当時のDCの(引いてはメジャー出版社の)トップアーティスト見本市、みたいな様相を呈してたりしまして。なかなか見応えある1冊でねぇか、と。

・もちろんオレさんは両方買いますが。すぐに読むかはともかく<ヲイ)。

・……っつーか、このシリーズ、新刊が届くたびに、500ページ単位で「読んでないコミック」が増えるのか……いや、考えないようにしよう。

  
  
●ここ半年のアメコミ具合:

・こう、何度も言ってますが、日本の店頭でアメコミを買うのを、ほぼ止めちまいまして。2、3ヶ月に1度くらいの頻度で、この間に発売された新刊をまとめて海外に注文、とかいうスタイルにしてたですが。

・こ最近のDCってば、大人気につき初版完売御礼、とかいう本が多くて、ですな(『スーパーマン』の「サクリフィス」タイ・インとか)。発売2ヶ月後じゃ、もうバックナンバーは微妙に歯抜けだったり、10ドルくらいのプレミアがついててイヤーン、とかいう境遇に陥りがちで。

・しょうがないんで、バックナンバーを発注する頻度が、2ヶ月、1月半、1月、と間隔を縮めていって、気付けば3週間に1度、とかいう頻度で発注してる俺でしたが。それでも買い逃すバックナンバーは出るもので&うっかりダブって買う本も少なくなく。

・結局、毎月毎月、プレオーダーを入れる、っつー、ごく普通なスタイルに。なんだろう、この、無駄に工夫こらしてみたけど、結局、普通が一番、とかいう結論を得たことによる徒労感は。

・いうなれば、とても速いタイムが出せると思ってた、「ニー・ブレーキ走法」が、実はロスの大きい走り方だった、みたいな感じ?<『プラモ狂四郎』最盛期の「コミック・ボンボン」読者にしかわからねぇよ、その例えは。

  
  
  
  
・はい、例によってトリトメなく終了。

  
  
  
  
 

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